ソフトバンクホークス2023オフの移籍情報と補強ポイントをまとめました!
移籍情報
現在の支配下枠は65選手。
※SP、RP、Pは左投。
新加入選手
選手 | 守備 | 前所属 |
---|---|---|
岩井俊介 | SP | 名城大 |
村田賢一 | SP | 明治大 |
大山凌 | SP | 東日本国際大 |
前田悠伍 | SP | 大阪桐蔭高 |
澤柳亮太郎 | RP | ロキテクノ富山 |
長谷川威展 | RP | 日本ハム (現役ドラフト) |
藤田悠太郎 | C | 福岡大大濠高 |
山川穂高 | 1B | 西武(国内FA) |
廣瀬隆太 | IF | 慶應義塾大 |
アダム・ウォーカー | LF | 巨人(トレード) |
育成契約 | ||
藤田淳平 | SP | 独立L徳島 |
鍬原拓也 | RP | 巨人 |
宮里優吾 | RP | 東京農業大 |
星野恒太朗 | RP | 駒澤大 |
藤原大翔 | P | 飯塚高 |
長水啓眞 | P | 京都国際高 |
ダリオ・サルディ | P | キューバ |
デービッド・アルモンテ | IF | ドミニカ共和国 |
佐倉俠史朗 | 1B | 九州国際大付高 |
中澤恒貴 | SS | 八戸学院光星高 |
大泉周也 | OF | 独立L福島 |
退団選手
選手 | 守備 | 移籍情報 |
---|---|---|
森唯斗 | SP | 戦力外→DeNA |
ガンケル | SP | 自由契約→ツインズ(m) |
高橋礼 | SP | トレード→巨人 |
甲斐野央 | RP | 人的補償→西武 |
泉圭輔 | RP | トレード→巨人 |
椎野新 | RP | 戦力外-引退→球団S |
髙橋純平 | RP | 戦力外-引退→球団S |
嘉弥真新也 | RP | 戦力外→ヤクルト |
九鬼隆平 | C | 戦力外→DeNA(育成) |
ガルビス | IF | 自由契約→メキシコ |
アストゥディーヨ | IF | 自由契約→メキシコ |
上林誠知 | OF | 戦力外→中日 |
増田珠 | OF | 戦力外→ヤクルト |
ホーキンス | OF | 自由契約 |
水谷瞬 | OF | 現役ドラフト→日本ハム |
デスパイネ | DH | 自由契約 |
育成選手 | ||
奥村政稔 | SP | 戦力外-引退→4軍C |
重田倫明 | SP | 戦力外-引退→球団S |
中道佑哉 | RP | 戦力外 |
岡本直也 | RP | 戦力外→独立L千葉 |
居谷匠真 | C | 戦力外→ハヤテ |
ヘラルディーノ | IF | 戦力外 |
舟越秀虎 | OF | 戦力外→巨人(育成) |
中村宜聖 | OF | 戦力外-引退→球団S |
早真之介 | OF | 戦力外-引退 |
育成選手関連
支配下昇格
以下の育成選手を支配下に昇格。
選手 | 守備 | 備考 |
---|---|---|
緒方理貢 | IF | 20年育成ドラフト5位 |
川村友斗 | OF | 21年育成ドラフト2位 |
仲田慶介 | UT | 21年育成ドラフト14位 |
育成降格
以下の支配下選手とは自由契約後に育成で再契約。
選手 | 守備 | 備考 |
---|---|---|
古川侑利 | RP | 昨オフに現役Dで加入 |
佐藤直樹 | OF | 19年D1位も1軍で結果残せず |
補強ポイント&ToDoリスト
エース級の先発投手
順位 | 選手 | 投球回 | 防御率 |
---|---|---|---|
1位 | 石川柊太 | 125.2 | 4.15 |
2位 | 有原航平 | 120.2 | 2.31 |
3位 | 大関友久 | 104.2 | 2.92 |
4位 | 和田毅 | 100 | 3.24 |
5位 | 東浜巨 | 99.2 | 4.52 |
6位 | 板東湧梧 | 83 | 3.04 |
7位 | スチュワートJr. | 77.1 | 3.38 |
- 23年は規定投球回おらず
- モイネロが先発転向
→24年は一時中断? - 将来のエース候補は確保
千賀退団時に危惧されていたエース不在という問題が、そのまま現れたシーズンに。クオリティ面の問題どころか、規定投球回到達者すらいない悲しい現状となっています。そのため、当然補強がマストではありますが、補強と同時に内部異動を計画しているのも注目したい点となりそうです。
守護神・オスナとの再契約で、ブルペンは大きな問題がない陣容を保てるため、主にセットアップを務めてきたモイネロの先発転向が可能に。予てからリリーフオンリーでは勿体ない存在だったので、個人的には賛成な動きです。しかし、23年に同様の動きを見せた藤井が、中途半端な形でリリーフに戻ってしまった印象を受けるので、どこまで方針を貫けるかは不安材料に。また、いきなりの規定突破を望むのは酷な話だと思うので、エース格の期待はやはり補強となるでしょう。
具体的な補強候補としては、まずバウアーの名前が挙がるのですが、MLB復帰を断念した場合はDeNAとの再契約が濃厚な様子。一方の国内市場ではドラフトで武内を外し、山崎福の獲得にも失敗に終わっています。よって、残る手段は自前での新外国人補強となりそうです。ただ、アメリカでも先発の売り手市場となっているため、端からハイレベルが期待できる外国人先発を連れてくるのは、かなり骨が折れると見ています。
一方、将来のエース候補に関しては大きな収穫が。ドラフト1,2位コンビの前田&岩井はともに潜在能力十分な投手なので、数年後のエースを期待できる有望株だと思います。それ故に、やはり彼らの台頭まで繋ぐエース格を、何とか作りたいという話に戻ってしまうでしょう。
長距離砲
守備 | 主力 | 控え |
---|---|---|
1B | 中村晃 | 野村大樹 |
3B | 栗原陵矢 | リチャード |
LF | 近藤健介 | 柳町達 |
RF | 柳田悠岐 | 柳町達 |
- 新加入・近藤はHR王
- 外国人の総HR数 僅か1本
- トレードでウォーカーを獲得
- そして、山川の獲得が決定的
大型契約を結んだ近藤の補強は大当たりとなりましたが、一方の外国人打者は新旧ともに散々な成績に。大型コストに見合わない成果となっており、改善は必須でしょう。とは言え、外国人の補強はどの球団も苦戦しており、当たりの法則は皆目見当も付かない状況。大物獲得を今オフも模索していると思いますが、過度な期待は禁物となっています。また、すでにNPBでの実績があるウォーカーを獲得したのは1つ好材料ですが、柳田や近藤のコンディション次第ではDHの渋滞により機能しない危険性も。出来れば、本命の助っ人は守備に就ける選手が望ましいかなと見ています。
外国人補強に期待していない訳ではないのですが、V奪還が宿命づけられたシーズンなので、不確定要素は減らしたいところ。そのため、ある程度の計算が立つ日本人打者はやはり狙うべきであり、西川龍とオリックスの相思相愛の関係を崩せなかったのなら、残る選択肢は山川しか無かったでしょう。獲得への逆風が必至の最中、その辺のケアにはかなり苦労している様子ですが、確実な打線強化に向けて背に腹は代えられないと思います。
センターライン、特に中堅手の強化
主力 | 控え | 有望株 |
---|---|---|
捕手 | ||
甲斐拓也 | 嶺井博希 | 渡邉陸 |
二塁手 | ||
三森大貴 | 牧原大成 | 川原田純平 |
遊撃手 | ||
今宮健太 | 川瀬晃 | イヒネ |
中堅手 | ||
周東佑京 | 柳町達 | 笹川吉康 |
- 順調な有望株が不在
- 牧原が二塁専念?
- ドラフトで廣瀬を指名
一応中堅手以外の各ポジションには主力格がいるので、彼らが元気なうちに後継者を確立させたいところ。ただ、有望株たちが伸び悩んでいるのは懸念材料となっており、24年も光明が見えてこないのであれば、早めのテコ入れも必要となるでしょう。一方、有望株が不在だった二塁には廣瀬を獲得。二塁に留まれるかはやや懐疑的ですが、ハイシーリングな若手を確保したのは評価できると思います。
中堅手について
23年はUTの牧原が主力を務めていましたが、どうやら二塁に専念する方針のようなので、現状主力が不在のポジションに。候補には周東と柳町が挙がりますが、周東は打撃、柳町は守備に各々課題を抱えているため、決め手に欠く状況となっています。補強を模索するにしても、単純な長距離砲以上に外国人補強は難度が上がるので、可能性があるとすればトレードとなるでしょうか。