今回は、2021年オフの中日ドラゴンズの戦力外選手について予想しました。
- 予想について
- 9/17までの成績を基にした予想です。
- 戦力外の可能性については3段階で予想しており、高 A>B>C 低 の順となっています。
- また、Dについては育成に落とすための自由契約があるかもしれない可能性を表しています。
22年の予想はこちら↓
【ドラゴンズ】2022年オフの戦力外候補を予想
ドラゴンズ投手陣の戦力外候補
当落線上の選手が非常に多く、判断がとても難しそう。
岡田俊哉
可能性:B
左の火消し屋になれるか
後半戦は今季不調に陥っている福のポジション辺りを奪って欲しいと個人的には期待していたのだが、勝ちパターンで起用するには怖すぎるのが現状。リリーフ左腕は手薄なので残留の可能性の方が高いと思うが、正直もう見切りを付けても良さそうな状態で止まっている。
佐藤優
可能性:B
元守護神、ようやく復調?
18年には短期間ながら抑えも務め一気にブレイクの兆しを見せていた右腕だが、その後は度重なる故障の影響もあり伸び悩み。今季は2軍で好投を続け1軍の切符も手に入れたが、持ち味だった奪三振力は低調に止まったまま。似たような立場のリリーフが多く後半戦は1軍に行ったり来たりとなりそうなので、限られたチャンスで爪痕を残せないとクビとなる可能性もあり得るだろう。
山井大介
可能性:A
2軍のローテ投手として安定も
ベテランながら2軍のローテを守り続けており、先発が手薄なチームであれば何度かチャンスもあっただろう。ただ、今の充実した先発陣では中々出番が回ってこないのが現状。もう少し年齢が若い投手であればキープという選択肢も大いにあり得たが、43歳という年齢を考えると今季限りでお役御免となる可能性が高いと思う。
ロサリオ
可能性:B
伸び代をどう考えるか
正直外国人リリーバーとしてはかなりの期待外れ。本来であれば即クビの可能性が高いのだが、今年で27歳とキューバルート以外の外国人選手にしてはまだ若い方。一応ドラゴンズ以前のMLBでの実績はジョエリー・ロドリゲスよりも上なので、もう1年様子を見るという選択肢もあるが果たして。
三ツ間卓也
可能性:B
苦労人だけに報われて欲しいが
育成出身ということもありチャンスが中々貰えなかったり、起用法が安定しなかったりと少し可哀想な面もある投手。そんな状況でも谷元ばりの火消しを見せることもあり、1軍の戦力になれる可能性は残している。ただし、トータルの数字が非常に宜しくないので、立場的にはかなり厳しい状態。
笠原祥太郎
可能性:B
かつての開幕投手も苦しい立場に
19年に開幕投手を経験した左腕も昨季は登板0、今季は9月にようやく出番といった具合。久しぶりの1軍マウンドでは結果こそ無失点で終えることが出来たものの、内容はあまり褒められた投球ではなかった。2軍成績も正直微妙なのでクビの可能性もあり得る立場となっているが、まだ26歳という年齢を考えるともう少し猶予があるか。
マルク
可能性:B
変則投法は面白いのだが
クセが強いフォームでお馴染みのマルク。昨季から奪三振率は向上しているが、その他の指標が悪化しているのが気になるところ。今季はまだ1軍でのチャンスを貰えていないところを見ると、立場はかなり危うい。
山本拓実
可能性:C
伸び悩み中
頭角を現した19年からあまり成長が見られないのは少し残念。まだ21歳と若く色々な起用が出来る投手なので戦力外となるには早いと思うが、うかうかしていられない立場になりつつある。
福島章太
可能性:D
左肩を負傷?
コロナ禍の影響で情報がとても少ないので詳細は不明だが、プロに入ってから少し左肩を痛めた模様。そこまで重症ではなくすでに回復しているみたいだが、実戦登板をした気配はまだ無い。支配下枠を少しでも空けるため、今オフに育成落ちする可能性もありそう。
加藤翼
可能性:D
9月でまだ2軍登板0
福島とは違い故障では無いようだが、加藤もまだ2軍登板0となっている。故障では無いので可能性は低そうだが、加藤も今オフの育成落ちがあり得るだろう。
濱田達郎
可能性:B
昨季の復活は嬉しかったが
フォームをサイドスローに変え昨季は4年ぶりに1軍に復帰。今季はリリーフ陣の新たなオプションとして期待されていたが、春季キャンプでのブルペン投球中に足首を捻るという珍しい故障で離脱。右足首の方はもう問題ないようだが、着地への恐怖心からか再び上からの投法に戻しており、試行錯誤の旅はまだまだ続きそう。ファンもチームも完全復活を待ち続けているが、そろそろ潮時かもしれない。
ドラゴンズ野手陣の戦力外候補
正直多くの選手を切りたいというのが本音。
大野奨太
可能性:B
ベテラン捕手の経験は必要
17オフにFAで獲得したものの、戦力面では期待外れで終わっており正直この補強は失敗と言える。ただし、経験豊富なベテラン捕手ならではのコーチングはチームメイトから評価が高く、将来のコーチ候補として期待したい存在ではある。今オフで契約終了のため現在の年俸からある程度の減俸は免れないが、安価な年俸で合意できるのであれば残留して欲しい。
山下斐紹
可能性:B
長打力は魅力も
左のスラッガーは今のドラゴンズにおらず貴重な存在だが、1軍レベルでは力を発揮できでいないのでそれなら意味ないじゃんという話も。捕手要員としても一応計算でき、郡司やアリエルのコンバート次第ではある程度の捕手数が必要となるので、今のところは残留の可能性が高いか。
石岡諒太
可能性:B
支配下復帰したばかりだが
8/27に支配下復帰したばかりだが、来季の契約が約束されている訳ではない。今後どこかで貰えるであろう1軍のチャンスで爪痕を残さないと昇格後即クビもあり得る。守備面はあまり期待できないので、やはり打撃面でどこまで成長したかアピールしなければならない。
溝脇隼人
可能性:B
二遊間では1番危うい
6月の1軍昇格時には攻守で酷いプレイのオンパレードとなり、これではクビ濃厚と言わざる得ないと思っていた。がしかし、阿部や三ツ俣の故障によりチャンスが舞い込むと、今度こそアピールに大成功。と思いきや再び故障。何とか首の皮1枚繋がっている状況で踏ん張れた形だが、決して安泰な立場では無い。
藤井淳志
可能性:A
淳志ももう40歳
40歳になっても2軍で汗を流し続ける姿には尊敬の念を抱くが、ドラゴンズでは今季で最後の可能性が高いだろう。本人としてもまだ未練が残っているかもしれないが、そろそろ後進に道を譲ってあげて欲しい。
平田良介
可能性:B
モチベーションは如何に?
怪我さえ回復すればまだ戦力にはなり得るとは思うが、全ては本人のモチベーション次第。また、今オフで契約終了となるので、大減俸は免れない。金額の折り合いがつかなければ自由契約での退団もあり得るだろう。
福留孝介
可能性:C
まだまだやれる!
確かに昔見た孝介と比べると衰えているのは否めないが、現状でも充分にドラゴンズの戦力となってくれている。不安要素は44歳という年齢だけであり、今季のパフォーマンスを見てもまだ現役を続けられるでしょう。
遠藤一星
可能性:B
現時点で1軍出場0
30代の選手が故障でもないのに1度も1軍に呼ばれていないところを判断するとクビの可能性も高いと言わざるを得ない。おそらく何処かでチャンスが貰えると思うので、そこでのアピール次第だと思うのだが……。
井領雅貴
可能性:B
波が大きい打撃
調子が良い時は綺麗なヒットや印象に残る一打を放つので勘違いしてしまうが、トータルでは打率2割台前半。今年で32歳ということを考えると切られてもおかしくない成績でしょう。
渡辺勝
可能性:C
崖っぷち一本足からに二本立ち
昨季ほどずば抜けた2軍成績でも無かったので、今季でクビ濃厚かと思っていたら後半戦早々にアピール成功。守備やハイボールへのアプローチなどまだ弱点も目立つが、出塁能力が高く足もあるので使い勝手は良さそう。他の外野陣との違いを1軍でアピール出来ているので、今オフのクビの可能性は低くなっているだろう。
滝野要
可能性:B
全てが中途半端
シュアな打撃が武器といっても1軍で率を残せておらず、足が速いといっても盗塁が上手い訳ではない。また、ユーティリティープレイヤーとしても期待が集まっていたが、肝心の本職である外野守備が上手くないのであまり頼りにならない。若手野手が少ないチーム状況なので残留の可能性が高いと思うが、クビと言われてもおかしくない数字で止まってしまっているのが現状。
武田健吾
可能性:C
守備固めで存在感も
強肩を活かした守備が重宝されているが、打撃や走塁で計算できないのはマイナスポイント。1軍レベルでセンター守備を任せられる選手が少ないので残留の可能性が濃厚だと思うが、物足りない選手だとも感じている。
ガーバー
可能性:A
大誤算!!
他球団の新外国人より数ランク落ちる打者だったので過度な期待は禁物だとは思っていたが、それを差し引いても酷い内容。フリースインガーなので率には端から期待していなかったが、肝心の長打が増えてこず。正直残留させるべき要素は性格の良さぐらいしか見当たらない。
ドラゴンズの戦力外予想
現在の支配枠が69で、これを67辺りで止めておきたいところ。ただ、ドラフトで5,6選手、新外国人で1,2選手が新たに加入すると思うので、意図する退団選手の人数は8~10選手と予想。
- 山井大介
- 三ツ間卓也
- (福島章太)※育成落ち
- (加藤翼)※育成落ち
- マルク
- 濱田達郎
- 藤井淳志
- 遠藤一星
- 井領雅貴
- ガーバー
とりあえず、戦力外は上記の10選手と予想。
本当は大怪我をした訳ではない若手選手を育成落ちさせることに個人的には反対ですが、勝つためには1枠も無駄に出来ないと思うので仕方がないかな。
また、今オフの嫌な特徴として契約終了やFA権取得となる選手が非常に多く、球団にとって不本意な退団選手が発生する可能性もあります。あの球団が全員の残留を成功させられるかは正直期待できませんが、予想の上では不本意な退団選手は0人と信じています。かなり厳しいチーム事情ですが、球団に頑張ってもらうことを祈るしか無いでしょう。
以下の記事にドラゴンズの2021オフについてまとめてあります。こちらもよろしくです!
また、ドラゴンズのドラフト予想もあります!