【エンゼルス】2022シーズン中の補強ポイント&移籍情報

今回は、エンゼルス2022シーズン中の補強ポイント&移籍情報をまとめました!

SPRPは左投を表しています。

エンゼルスの補強ポイント

先発ローテ

オフの目玉補強だったシンダーガードは技巧派にモデルチェンジし優秀なローテ投手として復活を遂げましたが、エース級かと言われると疑問符が残る。結局、大谷と肩を並べられるエース級の先発は不在のままと言えるでしょう。

また、ローテ後半では不安定な投球が続く投手も目立ち始めており、ローテ全体のクオリティーも大きな問題に。

本気で上を目指すのであれば、エース級はもちろんのこと安定感のあるローテ投手の獲得も必須の状況。最低あと2枚は計算できる先発が欲しいところです。

ブルペン陣

昨季は「なおエ」というスラングが生まれてしまうほど酷いブルペン陣でしたが、今季は守護神のイグレシアスに加えループやテペラといった新加入組も好投を見せ昨季よりは安定感のある勝ちパターンを形成。と思いきや、再び雲行きが怪しいブルペン陣となりつつあります。

メイヤーズがDFAとなるなど枚数に関しても改善できていない状況であるため、やはり質・量ともに補強が急務でしょう。

内野陣

元々遊撃はオフの大きな補強ポイントでしたが、補強状況が芳しくなくフレッチャーを遊撃に移すという応急処置的な策で開幕。ところが、その肝心なフレッチャーが長期離脱と大きな誤算に。

ベラスケスが加入したことで守備面で安定を見せているのが1つ救いですが、両選手とも打力面はあまり期待できず。また、打撃型のダフィーも本領発揮には至っていないのがもどかしいところです。

また、レンドーンが今季絶望となってしまったため、三塁の穴埋めも必要に。攻守揃った選手が明らかに足りない内野陣となっているので、早急な補強が必要となっています。

エンゼルスの移籍情報【2022】

新加入選手

LAA 新加入
日付 選手 (守備) 移籍情報
5/8 フアン・ラガーレス (OF) マイナー契約
※再契約
5/21 グラント・デイトン (RP) マイナー契約
7/2 ジョナサン・ビヤー (IF) メジャー契約
7/3 トゥーキー・トゥーサン (SP) ATL (trade)
7/18 フィル・ゴセリン (IF) ATL (claim)
8/2 ミッキー・モニアック (OF) PHI (trade)
8/2 ジェシー・チャベス (RP) ATL (trade)
8/2 タッカー・デービッドソン (SP)
8/7 スティーブン・ダガー (CF) TEX (claim)
8/16 マイク・フォード (1B) マイナー契約
8/25 ロブ・ザストリズニー (RP) NYM (claim)
9/4 ナッシュ・ウォルターズ (RP) MIL (trade)

退団選手

LAA 退団
日付 選手 (守備) 移籍情報
4/8 ジャスティン・アップトン (LF) リリース
5/20 ブレンドン・デービス (UT) DET (claim)
5/31 オースティン・ロマイン (C) リリース
6/29 フアン・ラガーレス (OF) マイナー拒否
7/14 タイラー・ウェイド (UT) NYY (trade)
7/16 クーパー・クリスウェル (SP) TB (claim)
7/29 ジョナサン・ビヤー (IF) マイナー拒否
8/2 ブランドン・マーシュ (OF) PHI (trade)
8/2 ノア・シンダーガード (SP) PHI (trade)
8/2 ライセル・イグレシアス (RP) ATL (trade)
8/5 デビッド・マッキノン (3B) OAK (claim)
8/29 ジェシー・チャベス (RP) リリース
8/31 フィル・ゴセリン (IF) リリース
9/4 ホセ・ロハス (UT) SF (claim)
9/4 スティーブン・ダガー (CF) マイナー拒否

補強の評価

そもそもオフ時点での補強が不十分だった中、それを挽回する姿勢も見せなかったシーズン中の動き。相変わらずの苦しい投手陣であっても特に動くことはなく、故障者が相次いだ野手陣では急遽ベテランを補強するも後の祭りと後手後手の立ち回りでした。

TDLでの動きについて

売り手に回らざるを得なくなった中、1番重要なミッションだったシンダーガードの放出を無事に敢行できたのは一安心。その一方で、マーシュやイグレシアスを放出し数年後の選択肢を増やす動きを見せたのも悪くないと思います。

特に、年俸を一切負担せずかつ対価まで貰ってイグレシアスを放出したのは個人的に高印象。今季の投球を見ると不良債権になる可能性もあったので、早めの損切りは正解だと思います。ただ、苦しいブルペン陣事情に加え守護神を新たに見付けてこなければならないという新たな課題が生まれたことは見逃せないポイント。オフに新守護神を確保できて、初めて評価できる動きかもしれません。

大谷翔平のトレードについて

賛否両論ありますが、今夏に大谷を放出しなかったのは仕方のないことかなと考えます。膨大な対価に加え特異な二刀流を早速に戦力化する必要があり、それが可能なコンテンダーは現時点でほぼ皆無。FAが近付きもう少し価値が落ちてこなければ他球団も手が出せない存在となっており、獲得競争が本格化するのはやはり今オフからになると思います。

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