ドジャース2024オフの退団選手を予想しました!
今季終了後にFAとなる選手、契約オプション関係、ノンテンダー候補の3点から、退団の可能性がある選手を探っていきます。
FA選手
選手 | 守 | 備考 |
---|---|---|
ジャック・フラハティ | SP | 途中加入 |
ウォーカー・ビューラー | SP | |
ジョー・ケリー | RP | |
ブレイク・トライネン | RP | |
ダニエル・ハドソン | RP | 引退 |
テオスカー・ヘルナンデス | OF | QO提示 |
ケビン・キアマイアー | OF | 途中加入, 引退 |
キケ・ヘルナンデス | UT |
ジャック・フラハティ
再契約は難しそう
TDL時には背中の問題を指摘されたものの、加入後は問題を感じさせない投球で完走を果たしました。よって、健康面に関しては再契約の障壁にならないと思います。
一方で、ドジャースの先発事情を見ると、枚数自体は有していることから、補強は出来れば単年契約辺りで抑えたいとの考えも出てきそう。そのため、自身最大の契約を狙うであろうフラハティとは妥協点が見出しづらく、結果的に再契約は難しいとの見方になってしまいます。
ウォーカー・ビューラー
再契約を結ぶ展開 期待したい
2度目のTJ手術から復活を果たすのに大分時間を要しましたが、PSでは久々の剛腕ぶりを披露。ビューラー自身もドジャース側も完全復活への手応えを感じているのではないでしょうか。
また、仕切り直しの意味も込めて、ビューラーが単年契約を受け入れる可能性はあり、フラハティよりは残留の線もまだ残っていそうです。中1日でリリーフ登板が出来たことから、健康面の問題も払拭されつつあると思うので、再契約を結ぶ展開は割とあり得るのではと期待しています。
ジョー・ケリー
マイナー契約なら可能性も
今年も相変わらず小さな故障が多かった一方、支配者ぶりには衰えが見え始めており、正直メジャー契約を結ぶには心許ない投手に。年齢的にもマイナー契約からのスタートが基本線となりそうなので、それを受け入れられるのであれば、一応再契約の可能性は残っているのかなと見ています。
ブレイク・トライネン
再契約は既定路線?
昨季全休のブランクを感じさせない投球を見せ、PSでは大車輪の活躍。彼なくしてWS制覇へは辿り着けなかったと言っても、過言ではないでしょう。
加入した20年以降、度々契約更新を結んできた間柄なので、再契約は既定路線ではないかと期待しています。ただ、PSでの投球が素晴らしかった故に、横槍が入らないとも限らないので、油断は禁物です。
テオスカー・ヘルナンデス
テオスカーの妥協次第?
持ち味の長打力だけでなく、ヒマワリの種シャワーに代表されるムードーメーカーとしても存在感を発揮。大谷に次ぐ、大当たりの補強となりました。がしかし、年齢が障壁となるため、再契約の可能性は正直高くないとの印象を受けます。また、クオリファイング・オファーを提示したことで、流出時にドラフト指名権を得られるとのメリットがあるのも、ドジャース優位の関係性に感じてしまいます。
テオスカー側は再契約に前向きのようですが、大きな契約を狙うには最後のチャンスと考えると、昨オフのような妥協は期待薄でしょう。一方、ドジャース側は有望株・ラッシングの外野起用など、将来的なプランもあるため、テオスカーとの長期契約は望まない方向に。テオスカーが2年以内の契約を受け入れるなら残留の線も生まれてきそうですが、それ以上を望むなら退団の可能性が高いと予想します。
※追記
ベッツの内野再転向に伴い、上述よりは再契約の可能性も高まったでしょうか。ただし、ソトへの大型投資など外野補強は選択肢の多い市場となっているため、再契約が濃厚と言うにはまだ距離がある感じも受けます。
キケ・ヘルナンデス
再度、別れの可能性も
UT性、勝負強さ、そしてムードーメーカー、グラウンド内外でマルチな役割を果たし、やはりドジャースにはキケが必要だったと再認識しました。
ただ、エドマンの加入でUT要員は充足し、また若手の抜擢も必要な時期に差し掛かっているため、これ以上ベテラン野手に割ける枠が残っているかは微妙なところ。実際に若手の枠を増やすのであれば、再度別れの時を迎える可能性も高いように感じます。
契約オプション関係
選手 | 守 | OP情報 |
---|---|---|
クレイトン・カーショウ | SP | 選手OP $10M |
オースティン・バーンズ | C | 球団OP $3.5M |
ミゲル・ロハス | IF | 球団OP $5M |
すでに来季の現役続行を表明しているカーショウと守備だけでなく打撃でも貢献を果たしたロハスのOP行使はほぼ確実です。
クレイトン・カーショウ
すでに現役続行を表明していたので、選手OP行使もほぼ確実と言ってしまいましたが、予想に反しOP破棄を決断したようです。ただ、これは退団に向けた動きではないと思います。
出来高の見直しやチームの40人枠が逼迫していることへの暫定的な措置といった、色々な事情が絡んだ上での一時的な決断だと見ています。とは言え、何が起こるか分からない世界なので、断定しづらくなってしまったのもまた事実です。
オースティン・バーンズ
一旦行使が濃厚も
契約オプション関係で、唯一流動的なのがバーンズの去就。成長中のフェドゥーシアにラッシングら有望株も控えているため、間違いなく世代交代(=バーンズの退団)は目前に迫っていますが、それが何時になるかはまだ不透明です。
来季年俸は350万ドルと低コストなので、一旦OPを行使し、シーズン中に入れ替えを検討するのが濃厚だと見ています。ただ、オフの時点で決断を下す可能性も否定し切れません。
ロハスとともにバーンズの球団OPを行使
ノンテンダー候補
選手 | 守 | 備考 |
---|---|---|
ダスティン・メイ | SP | Arb 3 |
コナー・ブログドン | RP | Arb 1, 途中加入 |
ブレント・ハニーウェル | RP | 途中加入 |
ザック・ローグ | RP | 途中加入 |
ダスティン・メイ
キープ寄りとは見ていますが
本来は夏頃に復帰の予定でしたが、食道の手術もあり結局は全休に。来季の予想年俸は200万ドル強と低コストに収まる見込みのため、まだキープ寄りとは見ていますが、この故障の多さはやはり懸念材料となるでしょう。枠も割と逼迫していることから、ノンテンダーFA、あるいはトレード放出となる可能性も否定できません。
途中加入のリリーバー 3投手
3投手とも退団寄り
3投手ともマイナーオプションが切れているのはやはり大きく、退団寄りと見るべきでしょう。PSなどでイニングイーターとして貢献してきたハニーウェルでさえ、残留の可能性はあまり高くないのが実情です。逆に、ブログドンに関しては、キープの線も意外とありそう。フィリーズからわざわざ若手を対価に獲得したことから、復調に向けて何らかの手掛かりを見出しているかもしれません。