【ドラゴンズ】2024年のドラフト予想

中日ドラゴンズ2024のドラフト指名を予想しました！

まずは補強ポイント毎にドラフト候補をリストアップし、最後に指名予想を行う構成となっています。

※ドラフトだけでなくオフ全体を通した補強ポイントについては「【ドラゴンズ】2024-25オフの補強ポイント」にまとめています。

投手のドラフト候補

大きな補強ポイントである先発投手を中心にリストアップしたため、大社の中継ぎ候補には敢えて触れていません。また、素材型の確保も重要なポイントなので、最後に高校生投手もリストアップしています。

上位候補の先発

上位候補と見られる先発投手を9選手挙げましたが、力量で見れば金丸夢斗、中村優斗以外とその他諸々といった情勢。当然金丸、中村ともに最初に入札される可能性が高いため、即戦力先発の補強をドラフトで狙いたい場合は、競合覚悟で金丸に行くか、まだ競合が少ないであろう中村に行くかの2択のみ。既存投手陣や昨今の補強事情を踏まえると、金丸or中村を外す、あるいは逃げるとなった瞬間、来季浮上の可能性は消失すると言っても過言ではないでしょう。

とは言え、競合率の高いポイントであり、外す可能性の方が高いので、次策を考えておく必要があります。続いて即戦力となりそうなのは伊原陵人と見ているので、外れ1位では彼に行くのが無難でしょうか。一方、伊原以外の候補に外れ1位で行くのはやや高掴みな印象も受けるため、一旦高校生投手といった他のポイントに行き、2位で残っている候補を指名する方が個人的には賢明に感じます。

ミドル級の先発

小笠原のMLB問題もあり、先発陣の枚数事情には不安しか無い現状。上位候補に限らず大社の先発候補は積極的に確保しておきたいところです。とは言え、ここのポイントの指名が絶望的に上手くない球団なので、上位枠を積極的に使い、前述の上位候補中心で攻めてくれた方が安心できる気もします。

一方、地方の大学生といった楽しみな投手の話題は色々入ってきますが、早めの戦力化を期待される社会人は中々目ぼしい候補が増えてこず。最近では今年で26歳の笠井建吾を視察するなど、色々と見ているようですが、無理やり即戦力に拘るのもそれはそれで危険かもしれません。

高校生投手

上記のリストはコメントや視察情報がある有力候補をまとめました。中でも、藤田琉生にはご執心のようで、外れ1位辺りで行く展開もありそうです。また、藤田以外には今朝丸裕喜や柴田獅子、狩生聖真、清水大暉といった投手が指名リストに入っているようで、中位までにこの中の誰かを指名する可能性も高いでしょうか。

今年の高校生投手は上記で挙げた候補以外にも粒揃いとなっているので、久々に複数指名してみても面白そう。勿論、上位候補の先発確保を成功させ、野手指名もポイントを押さえた上での話ですが、動作解析に力を入れているとも言われているので、投手の好素材を積極的に集めるのは悪くない動きだと思います。

野手のドラフト候補

捕手、二遊間、センターとポジション毎にリストアップしつつ、最後には左の強打者候補についても少し触れています。逆に、優先的な補強ポイントではないポジションの右の強打者については敢えて除外しています。

捕手

捕手が弱点となっている中、石橋以下の捕手が絶賛伸び悩み中で、1軍レベルは30代しかいない悪しき状況。また、高校生捕手中心のドラフト戦略が失敗に終わりかけているのが、この状況を招いた大きな要因でもあるため、今年こそ大社捕手に行くべきだと思います。

とは言え、大社捕手の候補自体あまり多くない状況です。1番の即戦力候補と見られる石伊雄太は2位指名の可能性も噂されているものの、1位指名の成否次第では指名しづらい候補に。一方、他候補は決め手に欠く印象が強いため、野口泰司のようなロマン枠に賭けてみるしか打開策はないようにも感じます。

二遊間

スルーが正しいとは思いませんが、上位指名を割くのはやはり避けてもらいたい。しかし、競合必至の宗山塁だけでなく、次点の浦田俊輔へのコメントも目立つなど、今年も大学生ショートには興味を持っている様子です。浦田が中位まで残っているなら指名も有りとは思いますが、基本的には指名の可能性自体低くあるべきポイントです。

一方、編成のバランスを考えれば、高校生ショートを1人加えるのは悪くない動きに。ただ、こちらも石塚裕惺を筆頭に上位で消えそうな候補が目立つ状況です。石塚だけでなく齋藤大翔や中村奈一輝の名も挙がっていますが、中位辺りでチャンスがあれば行くぐらいのスタンスが賢明だと思います。

センター

岡林の離脱＆不調で、センターの層の薄さを改めて実感しました。そのため、岡林と競えるセンターの準備というのは、早急に着手しなければならないポイントに映ります。1位指名が濃厚な西川史礁や渡部聖弥以外にも、今年は注目したい大社外野手が複数控えているため、中位以降でピンポイントな指名を期待したいです。

一方、候補を探る上で気になるのが、どういったタイプを狙うのか。攻守のバランスを期待したいのであれば、麦谷祐介が真っ先に挙がります。逆に、守備より打撃を優先したいのであれば、後述する左の強打者に狙いをシフトさせる可能性もあるでしょう。

左の強打者

現状、若手の強打者候補は右打しかおらず、打線のレパートリーを増やすためにも、若い左の強打者は確保しておきたいところ。個人的には吉納翼が長打力あり地元枠でもありと、是非推したい候補に。前述ではセンターについて触れましたが、実はライトも手薄な状況なので、ライト守備も優れている吉納は正にうってつけの存在だと思います。

ショートの可能性も残す森翔太郎や地方無双枠の井上幹太など、大学生候補はまだ名前が挙がる一方、高校生の純粋な左の強打者はモイセエフ・ニキータぐらいしか見当たらない印象です。高校生で行くのも面白いと思っていたのですが、今年に限れば大学生で模索した方が賢明でしょうか。

ドラフト指名の予想

最後に、実際のドラフト指名を予想してみました。注目したいポイントともに見ていきます。

予想ということで自分の好み一辺倒ではなく、昨今の報道も踏まえた内容に更新しました。投手多めに行く路線は変えていませんが、野手の指名するタイミングは幾つかの噂が出てきており、当初の見立てとは変わってきている感じです。

今ドラフトの方針

投手中心

井上新監督らのコメントを見る限り、1位投手はほぼ確実であり、その後も積極的に投手へ突っ込むべきでしょう。ただ、投手陣の現状を踏まえると、大社中心で行きたくなる一方、有望株が揃う高校生のロマンも捨て難い。ここのバランスは最適解が見えにくいので、残った候補次第で色々変わってくる気もします。

野手はピンポイントに

指名のタイミングは一旦置いておくとして、野手では大社捕手とセンターorライトを担える外野手の指名は絶対に押さえて欲しいポイントです。逆に言えば、この2点以外はそこまで積極的に狙わなくても良いのではと見ています。

上位指名について

2位は野手指名も？

上位は投手中心で行って欲しい一方、逆ウェーバー制の難しさや候補が少ない点を踏まえると、2位での野手スルーが難しいのも理解できます。個人的には石伊で置きに行ったり、スラッガー候補でロマンを抱くのは許容できますが、高校生ショートに行くのだけは到底受け入れられません。

金丸or中村の獲得次第

そもそも、今年のドラフトは金丸or中村の獲得の成否が分岐点です。成功すれば2位で勝負手を打つのも有りですし、失敗すれば上位から投手で固めて行くしか道はないという話だと思います。