エンゼルスの補強テーマ
とにかく投手陣の充実を!
野手陣はトラウトを中心に比較的良い打者が揃っている一方で問題は投手陣!来季から大谷が投手に復帰するとはいえ悲惨な現状の投手陣では焼け石に水となりかねないため、球団も積極的にエースの獲得に乗り出しているが……。
新監督に名将・マッドン監督を迎え心機一転、来季こそPS進出なるか?今回はエンゼルスの補強を徹底検証していきます。
エンゼルスの補強情報【2019-2020 ストーブリーグ】
補強
選手 | 守備 | 退団 |
---|---|---|
フリオ・テヘラン | SP・右 | ブレーブス |
ディラン・バンディ | SP・右 | オリオールズ |
マット・アンドリース | RP・右 | ダイヤモンドバックス |
ジェイコブ・バーンズ | RP・右 | ロイヤルズ |
マイク・メイヤーズ | RP・右 | カージナルス |
カイル・ケラー | RP・右 | マーリンズ |
ジェイコブ・レイム | RP・右 | メッツ |
ライアン・バクター | RP・左 | アスレチックス |
ホセ・キヤダ | RP・左 | マーリンズ |
ホビー・ミルナー | RP・左 | レイズ |
ジェイソン・カストロ | 捕手 | ツインズ |
アンソニー・レンドーン | 三塁 | ナショナルズ |
マイナー契約 | ||
JC・ラミレス | RP・右 | 再契約 |
ニール・ラミレス | RP・右 | ブルージェイズ |
パーカー・マーケル | RP・右 | パイレーツ |
退団
選手 | 守備 | 移籍 |
---|---|---|
ケバン・スミス | 捕手 | レイズ |
ジャスティン・ボーア | 一塁 | 阪神 |
コール・カルフーン | 外野 | ダイヤモンドバックス |
マイナー契約 | ||
トレバー・ケーヒル | SP・右 | ジャイアンツ |
ニック・トロピアーノ | SP・右 | ヤンキース |
ルイス・マデロ | SP・右 | ジャイアンツ |
ルイス・ガルシア | RP・右 | レンジャーズ |
ジェイク・ジュエル | RP・右 | ジャイアンツ |
アダルベルト・メヒア | RP・左 | ホワイトソックス |
ミゲル・デルポソ | RP・左 | パイレーツ |
ケイレブ・カワート | 三塁 | ヤンキース |
ウィルフレド・トーバー | 遊撃 | ツインズ |
ジャレット・パーカー | 外野 | メッツ |
FA | ||
ザック・コザート | 内野 |
最優先は先発投手陣の充実
新戦力・ケーヒルの不調やスキャッグスの急死などがあり、先発防御率は5.64で最下位、投球回を100イニング超えた投手は0と悲惨な状況のエンゼルス先発陣。来季から大谷が投手に復帰と明るい材料はあるものの、量と質ともに心許なく最優先の補強ポイントとなっている。
超エース級の先発獲得に乗り出すも……
先発陣の大黒柱として白羽の矢が立ったのがゲリット・コール。カリフォルニア州出身のため西海岸を希望していることやトラウト、大谷のスター選手に好印象と一時は移籍先の有力候補に挙がった。しかし、結果的にはヤンキースの札束攻勢に敗れ獲得は失敗し、エース獲得は白紙となった。
先発ローテの駒は一応揃った
先発ローテの補強としてオリオールズからトレードでバンディ、ブレーブスからFAのテヘランの2投手を獲得。この結果、ヒーニーとキャニング、そして大谷とローテの5人は揃ったが、やはり柱となる先発は不在となっている。
頼みの綱はトレード市場
今季のFA市場はここ数年と違い有力選手の契約がスピーディーに決まっており、エース級の先発はほとんど市場に残っていない。残る手段としてトレードという選択肢もあるのだが、エース級の先発を獲得するには当然それ相応の対価が必要である。しかし、エンゼルスのマイナー組織はお世辞にも充実しているとは言えず、対価に値する選手を用意することはかなり困難である。どちらにせよ、エンゼルスのエース獲得は苦しい状況となっている。
トレード市場での補強候補
- マイク・クレビンジャー(右投、インディアンス)
- クリス・アーチャー(右投、パイレーツ)
- マット・ボイド(左投、タイガース)
- ロビー・レイ(左投、ダイヤモンドバックス)
- デビッド・プライス(左投、レッドソックス)
- J.A.ハップ(左投、ヤンキース)