【ドラゴンズ】2020年オフの戦力外を予想

今回は、2020年オフのドラゴンズ戦力外通告について予想しました。

予想について
8月までの成績を基にした予想です。
選手の年齢は2020年12月31日時点での年齢となっています。
戦力外の可能性については3段階で予想しており、高 ABC 低 の順となっています。
またDに関しては、戦力外候補ではないが自由契約(育成落ち)にはなるかもしれないという可能性を表しています。

ドラゴンズ投手陣の戦力外候補

指標に改善が見られ始めているものの、上位を目指すにはまだ層が薄い。よって、少しでも多く枠を空けておきたいところだが、明らかに1軍で通用しないと判断できる投手は少ない。

田島慎二(31歳)

可能性:D

TJからの復帰を目指す。

復帰まで球団がサポートするということで手術を決断したので、戦力外はありえない。ただ、トミージョン手術からの復帰は最短でも1年、再発防止などを考慮すれば1年半ほどはかかるので、育成落ちの可能性も否定できない。

谷元圭介(35歳)

可能性:C

ベテランとしての経験は評価。

昨季はもう厳しいと感じたが、今季は再び火消し役として活躍。経験豊富なリリーフはチームにとって貴重なので可能性は低いと思うが、一応上げておいた。

吉見一起(36歳)

可能性:B

球威不足は深刻なレベル。

若手先発陣が順調に育っている今、あえて吉見を優先するメリットは残念ながらほとんどない。制球や経験など評価できる点はまだあるものの、球威不足はかなり深刻な状態。退団の可能性もそこそこあると睨んでいる。

山井大介(42歳)

可能性:A

球界最年長投手、退路は一任。

流石に先発は厳しいが、リリーフならまだやれるかも。ここまできたら退路のタイミングは自分で判断すべきなので、山井自身のモチベーション次第でしょう。ただ1軍での投球を見ると、引退を決断する可能性も高いかなと思う。

阿知羅拓馬(28歳)

可能性:A

現状2軍のイニングイーターが精一杯。

若手投手陣が育っている今、2軍のイニングイーター以外に活躍できそうな場所はない。個人的には戦力外筆頭候補。

三ツ間卓也(28歳)

可能性:B

なかなか2年連続で活躍できず。

酷使や怪我など可哀想な面もあるが、プロは結果が全て。今の状態では首を切られても文句は言えない。昨年の活躍を考慮してもう一年チャンスをもらえる可能性も当然あるが、正直五分五分かなと思う。

ゴンサレス(28歳)

可能性:A

外国人リリーバーとして物足りない。

今のところ期待外れに終わっている。まだ若いので成長を期待する可能性もあるが、外国人投手として物足りなさの方が優っているので再契約は厳しいと思う。

垣越建伸(20歳)

可能性:D

左肩の状態次第。

肩という部位を痛めたと考えると少し長い時間が必要だと思う。まだ若いので戦力外の可能性はないと思うが、枠を少しでも空けるために育成落ちという選択肢は大いにあり得ると思う。

竹内龍臣(19歳)

可能性:D

まだまだ隠し玉。

まだ体を痛めやすいので体作り中心という話は聞いたが、なかなか続報がない。1軍レベルまでにはまだまだ時間がかかりそうなので、一度育成に落とすべきと考える。

小熊凌祐(30歳)

可能性:A

ポリバレント性は評価も。

先発、リリーフ、抑えと色々な経験を積んできたが、どの役割でも安定した結果を残せなかった。昔から期待していた投手だったが、そろそろ潮時かな。

伊藤準規(29歳)

可能性:B

かつては将来のエース候補だったが。

昨年は良い投球をしておりもっとチャンスをあげてよと思ったが、今年は全然ダメ。ポテンシャルはあるとまだ信じている人もいるのでもう一年チャンスをもらえるかもしれないが、昔ほどの期待感はもうほとんど残っていない。

濱田達郎(26歳)

可能性:C

感動の復活も安泰ではない。

復活は嬉しいが、1軍で結果を残せなければ即クビもあり得る。また、ルール改正など左のワンポイントの需要が今後は減ることが予想されるので、右も抑えれることをアピールする必要がある。

ロメロ(29歳)

可能性:B

左肩の状態と国際情勢次第。

左肩に問題なく来季の中盤ぐらいから投げられるのであれば、再契約すべきと思う。ただ、その場合でもコストが高くなりそうなら見送るべき。何れにしても、大野の去就や国際情勢次第で大きく状況が変わりそうなので、なかなか難しい決断となりそう。

鈴木翔太(25歳)

可能性:B

成長は感じるも安定性に欠ける。

昨年はリリーフでブレイクの兆しが見えたが、チャンスに恵まれず。今年は先発にも再挑戦するなどアピールを続けているが、安定感がなく1軍には上げづらい状態。年々成長を感じるのでまだ見ていたい投手だが、大きな期待を持てる投手でもないので切られることもあり得る。

ドラゴンズ捕手陣の戦力外候補

1軍の枠がほどんど埋まりつつあるが、特殊なポジションなのである程度の選手数を確保しておきたい。2軍中心の状況を彼らが受け入れられるかも重要となってきそう。

大野奨太(33歳)

可能性:C

FAとしては大失敗も経験は評価。

正直、大失敗のFA。第3捕手としての役割以外では期待されていないと思う。ただ、経験や指導力には一定の評価があるため、若手の指導係として残って欲しい。ただ、残留するとしても減俸は避けられず、金銭面での妥協が必要となる。

桂依央利(29歳)

可能性:A

故障さえなければ。

相次ぐ怪我でなかなか上積みが作れず、気づけば良い年齢に。他捕手との兼ね合いで残る可能性はあるが、序列は一番下なので捕手を切るなら真っ先に名前が挙がってしまう。

ドラゴンズ内野手陣の戦力外候補

若手陣の育成方針次第では状況が大きく変わってきそう。各々一芸を持っている選手であるためまだ戦力となる可能性は秘めているが、今まで実績を作れていないことから一気に切られることも十分にあり得る。

石川駿(30歳)

可能性:B

2軍の帝王も怪我に泣く。

打力には一定の評価があるが、怪我の多さや起用法の狭さで他の内野手よりも序列は下になっている。代打として期待できる面もあるが、年齢も考慮するとそろそろ潮時ではないかと。

三ツ俣大樹(28歳)

可能性:B

ショートを守れるのは大きいが。

ショートを守れるという一点で残っている印象。ただ、他の点ではほとんどチームに貢献できていないので、切られる可能性も当然ある。

溝脇隼人(26歳)

可能性:B

故障の多さだけでなく。

怪我の多さもネックだが、個人的には伸び悩んでいるところもかなり気になる。年齢的にもう若くない中、打力、守備力ともに中途半端なので、上記2選手より先に彼が切られる可能性もあり得る。

ドラゴンズ外野手陣の戦力外候補

こちらも若手陣の育成や補強方針によって色々と状況が変わってくる。チーム1の補強ポイントでもあるので、多くの血を入れ替える可能性も否定できない。

藤井淳志(39歳)

可能性:A

意外性の男もついに終わりか。

2軍でもそれほど良い成績を残しているわけではなく、遠藤や井領、武田などが台頭してきたことを踏まえると、引退の可能性が高いと思う。

渡辺勝(27歳)

可能性:B

新・2軍の帝王。

走力も守備力も1軍では物足りなく打つしか生き残る道はないが、なかなか上で打てない。2軍では良く打っているのでまだ残るかなと思うが、1軍での打撃を見ると切られても文句は言えない。

アルモンテ(31歳)

可能性:B

頼れる助っ人も不安定な点が多い。

怪我の多さだけでなく、打撃の不安定さも気になる。頼れる打撃を見せてくれる時もあり性格もナイスガイなので保険として残って欲しいと思うが、メインの外国人打者としては正直厳しい。優勝を本気で目指すなら、もっと良い外国人打者を連れてくる必要がある。

シエラ(32歳)

可能性:A

保険外国人選手の宿命。

2軍で良い打撃を見せているが、なかなかチャンスを貰えない。外国人枠に融通が利く状況にもかかわらず1軍に抜擢されていないところを見ると、戦力としてはほとんど期待されていないのかな。

伊藤康祐(20歳)

可能性:C

若手陣の中で取り残されている。

まだ若く地元出身でもあるので切られるにはまだ早いと思うが、伸び悩んでいるので一応挙げた。走攻守のバランスは良いが、他の若手たちと比べると1軍で使いたくなる武器が無い。あまりうかうかしてはいられない。

滝野要(24歳)

可能性:C

未だに長所が分からない。

伊藤以上に武器がなく、2軍の便利屋となっている。長打力などの成長は見られるが、大卒2年目としては物足りない。貴重なユーティリティープレイヤーなので今年はまだ大丈夫だと思うが、クビになるのも時間の問題。

ドラゴンズ育成選手の戦力外候補

育成選手の戦力外候補についても簡単に触れておく。

ブリトー (右投手・24歳)

可能性:B

次のドジョウとはいかない。

先日ようやく実戦復帰したばかりなので、まだ断言するのは難しい。ただ、昨年の段階で制球難は深刻であり速球もあまり空振りを奪えていないので、そこまで期待できないかな。育成上がりのキューバ選手が活躍しているので次はブリトーと期待している方もいるかもしれないが、正直厳しいと思う。

浜田智博 (左投手・28歳)

可能性:A

実戦型のフォームになりつつあるが。

長年続けてきたフォーム変更は形になりつつあるものの、結局は打たれてしまっている。貴重な左腕のリリーバーとして球団は期待してきたが、あまり良い成績は残せておらず年齢も考慮するとクビの可能性が高いと思う。

大藏彰人 (右投手・26歳)

可能性:C

難病から復活。

多くの投手を泣かせてきた難病、黄色靱帯骨化症に苦しむも、手術からのリハビリを乗り越え今季は公式戦に復帰。まだ荒削りな内容となっているが、期待できる点もあるのでもう少し見ていたい投手だと思う。

石岡諒太 (内野手・28歳)

可能性:B

遅咲きブレイクの兆しも。

若手たちの陰に隠れがちだが、今年は安定した成績を残している。ただ、起用法の狭さを考えると、支配下昇格はまだまだ厳しい。ブレイクの兆しも見えているのでもう少し見ていたい選手だが、年齢も年齢なだけにこのまま育成で続けることを本人が納得するのか気になる。昇格か育成継続かクビか、どの道になるのかは今後のアピール次第で大きく変わってくる。

ドラゴンズの戦力外予想

空ける必要がある枠の数と戦力外となるかもしれない選手について予想。

何枠空ける必要があるか?

2020年8月時点でのドラゴンズの支配下登録は69選手であり、残りは1枠となっている。ただ、シーズン中あるいはオフにマルクが支配下登録される可能性が高いと予想しているので、実質支配下は一杯と考える方が良いでしょう。

空ける枠についてはドラフトや新外国人獲得などの補強分に加え、育成昇格や緊急時の枠についても考慮する必要がある。これらを踏まえ、何枠空ける必要があるか以下にまとめた。

  • ドラフトは最低でも6人指名
  • 外国人は最低でも野手1人獲得
    (投手3、野手4の7人体制を想定)
  • 緊急時などのために3枠ほど確保

空ける枠を以上のように予想すると合計は10枠空ける必要がある。また、獲得の可能性は低く流出は無いと信じているので、FA用の枠については考慮しなかった。

10人の戦力外選手を予想

最後に、戦力外となるかもしれない10選手を予想してみた。

  • 吉見一起
  • 山井大介
  • 阿知羅拓馬
  • ゴンサレス
  • 竹内龍臣(育成落ち)
  • 小熊凌祐
  • 桂依央利
  • 石川駿
  • 藤井淳志
  • シエラ

ドラフトや大野の去就次第では当然変わってくる可能性もあるが、現状ではこのように予想しました。

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