今回は、2020年オフのジャイアンツの戦力外選手について予想しました。
- 予想について
- 10月中旬までの成績を基にした予想となっています。
- 戦力外の可能性については4段階で予想しており、高 A>B>C 低 の順となっています。Dに関しては、戦力外候補ではないが自由契約(育成落ち)にはなるかもしれないという可能性を表しています。
ジャイアンツ投手陣の戦力外候補
ドラフト1位投手の伸び悩みが目立つ面子となっています。
田中豊樹 (右投)
可能性:C
敗戦処理として貢献
敗戦処理や大量リード時にイニングを稼ぐ投手として活躍。地味ながらもチームにとっては有難い存在となっている。シーズン終盤にかけて失点がかなり減っているため、個人的にはもう1年様子を見る可能性が高いと思う。
岩隈久志 (右投)
引退
数少ない猛牛戦士もついに引退
原監督のWBCコレクションとして獲得も1軍で一度も投げられず、期待外れに終わる。ジャイアンツファンにとってもほとんど思い出がないのでは。
渡米前の故障の多さを考えると、よくここまで現役を続けられたなという印象。お疲れさまでした。
野上亮磨 (右投)
可能性:A
期待外れのFA戦士
獲得から2年連続で期待外れの投球が続き、今季に至っては1軍登板さえ出来ない状態。残す理由を探す方が難しい。
堀田賢慎 (右投)
可能性:D
昨年のドラ1もいきなりTJ手術
外れが続いたためかなりの繰り上げ指名となったが、いきなり1年目の春にTJ手術を受ける。来季も大半を投げられないことを考えると、ドラフト1位とはいえ一度育成に落とす可能性が高いだろう。
桜井俊貴 (右投)
可能性:C
勿体ない投球が多過ぎる
良い球を持っているにも関わらず、2アウトから崩れるなど惜しい投球が続いている。流石に今オフ戦力外となる可能性はほとんどないと思うが、名前が挙がってきてしまう状況となっている。
古川侑利 (右投)
可能性:B
トレード先でも伸び悩み
楽天では期待株だったものの、伸び悩んでいたためトレードに。ただ、そのトレード先でも状態は改善されず。元々は先発だったが今季は2軍でもほとんど中継ぎとなっており、チーム内での序列はかなり下がっているのではないだろうか。
鍬原拓也 (右投)
可能性:C
光明が見えた矢先の故障
サイドスローへの転向が功を奏し、2軍では好成績。しかし、1軍での先発機会も見えてきた中で、右肘を負傷。結果的に、手術を受けることとなりシーズンは終了。サイドスローが上手くハマっていたことからもう少し様子を見ると思うが、戦力外の可能性は0ではない。また、育成落ちの可能性もあり得る。
藤岡貴裕 (左投)
可能性:B
かつて期待した姿には程遠く
かつてはドラフト1位左腕として期待されていたが、日本ハム、そして巨人とトレードで転々の状況。ジャイアンツでもこれといった成績は残せておらず、残留するとすれば貴重な左腕であることぐらいしか理由が思い浮かばない。
ビエイラ (右投)
可能性:B
球速を取るか、制球難で諦めるか
まだ若い投手であるため、元々は育成を視野に入れた獲得だったと思う。前評判通りのえげつない球速だが、制球難も評判通り。ただ、予想していたよりかは幾分マシなので、もう1年様子を見る可能性が高いかな。
戸根千明 (左投)
可能性:D
二刀流挑戦により
まさかの二刀流挑戦と他ファンながら面白い試み。長い視野での挑戦だと思うので、一度育成に落とすかな。
宮國椋丞 (右投)
可能性:B
開幕投手は遠い昔
開幕投手を務めていた時はここまで体たらくが続くとは誰も予想していなかったでしょう。まだほんの少し期待しているファンもいるかもしれないが、切られても文句は言えない成績となっている。
田原誠次 (右投)
可能性:A
かつての便利屋も
かつては便利屋としてブルペンの大きな助けとなっていたが、今季は1軍登板が0。戦力外の可能性はかなり高いと思う。
沼田翔平 (右投)
可能性:C
異例の出世スピードによりまだ安泰?
高卒2年目の育成投手が支配下昇格したのは最速らしく、かなり首脳陣からは評価されているようなので、まだ切られるには早いかな。ただ、育成出身の選手は猶予が短いことや1軍ではダメダメだったので、一応挙げときました。
堀岡隼人 (右投)
可能性:C
沼田とほぼ同様
こちらは高卒の育成投手として初の支配下昇格。沼田と同様にまだ切られるには早いかな。ただ、2年連続で1軍に全く通じなかったのはマイナスであり、年齢や伸び代を考えると沼田より序列がやや下か。
ディプラン (右投)
可能性:A
何故、支配下に?
1軍では全く通じず、2軍でも評価しづらい成績。支配下昇格は時期尚早だったのでは。年齢も言うほど若くはなく、切られる可能性が濃厚だと思う。
ジャイアンツ捕手陣の戦力外候補
田中貴也を楽天にトレードしたことで枠を空ける必要も無くなり、また戦力外となりそうな候補も見当たらない。可能性があるとすれば、トレードでの放出ぐらいではないだろうか。
ジャイアンツ内野陣の戦力外候補
若手の台頭により、切られそうな選手はかなり明確になっています。
吉川大幾 (右打)
可能性:B
守備以外計算できず
増田大など若手の台頭により、序列はかなり下に。守備が計算できるので度々1軍には呼ばれるが、それ以外の武器は他選手に劣る。切られてもおかしくない状況だと思う。
ウィーラー (右打)
可能性:B
ムードメーカーも年俸がネック
途中加入後はチームの起爆剤に。波があるのはやや不満だが、好調時はかなり頼れる打者。ムードメーカーとしてもかなり優秀で、戦力としては残しておきたい選手。ただ、やはり高年俸がネックであり、どこまで減俸を飲めるかが焦点だと思う。
山本泰寛 (右打)
可能性:A
若手の台頭に押され気味
今季は2軍でそれなりの成績を残すも、未だ1軍には呼ばれず。若手が台頭してきたことで、かなり序列が下がったのだろう。元々何が売りか良く分からない選手なので、残す理由が見当たらない。
ウレーニャ (右打)
可能性:C
カープのようには……
まだ若く2軍で好成績も残しているので、まだ様子を見る可能性が高い。ただ、1軍での打撃を見ると、カープの若手外国人打者のように活躍できるイメージは今の段階では湧かない。
ジャイアンツ外野陣の戦力外候補
内野ほどではないが若手の成長も見え始めているので、こちらも伸び悩んでいる選手が整理されそうかな。
石川慎吾 (右打)
可能性:B
ダイナマイトは不発続き
昨季と比べ今季はかなり数字を落としている。ただ、首脳陣からは左キラーとしての信頼が厚いみたいなので、まだ残る可能性の方が高いかな。
立岡宗一郎 (左打)
可能性:B
かつての天才打者も
若手の台頭によりなかなか1軍のチャンスはもらえなかったが、9月にようやく昇格。少ないチャンスながらも、良い成績は残している。ただ、同タイプの選手が多いため、切られる可能性も十分にあり得る。
重信慎之介 (左打)
可能性:C
ポテンシャルを活かし切れず
ポテンシャルの割には1軍で物足りない数字が並んでいる。まだ切られるには早いと思うが、そろそろ名前が挙がってくる状況となっている。
モタ (右打)
可能性:B
ウレーニャと比べると……
パンチ力は魅力的だが、ウレーニャと比べるとあまり良い成績を残せていない。個人的な印象では原監督は低打率の打者をあまり好まない傾向にあると思うので、切られる可能性もあるのではと睨んでいる。
村上海斗 (両打)
可能性:B
身体能力は魅力だが
身体能力はかなり高いものを有しているが、それが全く成績に表れてこない。25歳と考えると、見切りをつけられる可能性が高いかな。
パーラ (左打)
可能性:A
サメ商売は大失敗
故障さえ無ければという印象。MLBでの実績は立派だが近年は体力面に問題を抱えており、ジャイアンツは過剰な期待を持ち過ぎたと思う。もっと活躍すれば営業面でも利益を計算できただけに、色々なところで大きな誤算となった。
個人的に2年契約と勘違いしていたが、一部報道によると1年+2年目は球団オプションという形の契約。2年目の年俸は3億円以上らしいので、オプションを行使する可能性はかなり低いでしょう。
加藤脩平 (左打)
可能性:B
順調な流れが一転
昨季は高卒2年目ながら支配下に昇格されるなどかなり期待を集めていたが、今季は一転低調に。まだ若い選手なので切るには早いと思うが、昨年築き上げた期待値はかなり下がっている。
ジャイアンツの戦力外予想
すでに球団副代表が13、4人を支配下から外すと明言しているので、今回は戦力外通告を受ける選手(育成落ちも含む)13選手を予想しました。
- 岩隈久志(引退)
- 野上亮磨
- 堀田賢慎(育成落ち)
- 藤岡貴裕
- 戸根千明(育成落ち)
- 宮國椋丞
- 田原誠次
- ディプラン
- 吉川大幾
- 山本泰寛
- モタ
- 村上海斗
- パーラ
一つ分からないのがどの若手を育成落ちにするのか。故障以外で何を理由に判断するのか分からないので、ここの判断次第ではまた変わった面子になると思います。
切るには勿体ないと感じる選手も多いが、フロントはかなりズバッと行くと明言しているので思い切った部分もあります。また、迷った選手については勝負所の10月を1軍で居続けられたのかを重視しました。