今回は、巨人2022の開幕メンバー予想と戦力分析をまとめました!
※太字は新加入、赤字は左打or左投、青字は両打を表しています。
野手陣の開幕メンバー予想
スタメンの予想とデプスチャートを作成。
スタメンの予想
打順 | 守備 | 選手 | 2021年の成績 |
---|---|---|---|
1 | 2B | 吉川尚輝 | 329打席 5HR 48三振 .272/.313/.370 |
2 | SS | 廣岡大志 | 117打席 5HR 25三振 .189/.256/.387 |
3 | RF | ポランコ | 382打席 11HR 104三振 .208/.283/.354 |
4 | 3B | 岡本和真 | 592打席 39HR 108三振 .265/.341/.530 |
5 | 1B | 中田翔 | 256打席 7HR 60三振 .177/.273/.301 |
6 | CF | 丸佳浩 | 457打席 23HR 120三振 .265/.365/.495 |
7 | LF | ウィーラー | 427打席 15HR 78三振 .289/.358/.479 |
8 | C | 小林誠司 | 79打席 1HR 24三振 .093/.117/.160 |
※ポランコの成績はパイレーツ(MLB)での成績。
追記(3/23)
坂本が故障で離脱。開幕戦は大野対策で廣岡を起用すると思いますが、当面は苦しいやり繰りとなりそうです。
追記(3/24)
菅野との相性を考え、開幕の捕手は小林と明言。
デプスチャート
守備 | レギュラー | 控え① | 控え② |
---|---|---|---|
C | 大城卓三 | 小林誠司 | 岸田行倫 |
1B | 中田翔 | 中島宏之 | ウィーラー |
2B | 吉川尚輝 | 廣岡大志 | 若林晃弘 |
3B | 岡本和真 | 廣岡大志 | 北村拓己 |
SS | 坂本勇人 | 吉川尚輝 | 廣岡大志 |
LF | ウィーラー | 松原聖弥 | ウォーカー |
CF | 丸佳浩 | 松原聖弥 | 重信慎之介 |
RF | ポランコ | 松原聖弥 | 梶谷隆幸 |
野手陣の総括
全体的に層が厚いとは思いますが、主力陣の高齢化はやはり気になります。故障や成績悪化といったリスクの大きさを考えると、現段階では厚い層でもシーズン中には薄くなんていう展開もあり得るので、若手や中堅の充実にも注意を払う必要があるでしょう。
そうなると、注目すべきなのは廣岡や若林、北村といった中堅たち。彼らが主力陣との力量差をどれだけ縮められるかが充実した選手層へのカギになると思います。
また、中堅どころで言えば、昨季レギュラーを勝ち取った松原が今季どのような数字を残すのかも気になるところ。昨季と同水準以上の成績を残してくれたら問題ないのですが、躓いた場合には外野のデプスに深刻なダメージを与えるかもしれません。
梶谷やウィーラーが控えているので薄い外野陣ではないのですが、確実な計算が立つ陣容でもありません。外野陣の安定には松原の存在が必要不可欠だと思うので、松原のレギュラー2年目の成績は自分の中で1つ大きな注目ポイントとして見ています。
投手陣の開幕メンバー予想
先発陣とリリーフ陣に分けて予想&分析。
先発ローテーション
選手 | ERA | IP | BB | SO | WHIP | |
---|---|---|---|---|---|---|
開 幕 |
菅野智之 | 3.19 | 115.2 | 25 | 102 | 0.99 |
山崎伊織 | 昨季はTJ手術からのリハビリ | |||||
赤星優志 | 2021年ドラフト3位 | |||||
第 2 |
戸郷翔征 | 4.27 | 151.2 | 58 | 138 | 1.24 |
メルセデス | 3.77 | 86 | 22 | 74 | 1.37 | |
堀田賢慎 | 2021年は育成選手 | |||||
控 え |
山口俊 | 3.56 | 78.1 | 37 | 83 | 1.31 |
今村信貴 | 2.71 | 63 | 22 | 59 | 1.40 | |
髙橋優貴 | 3.39 | 140.2 | 61 | 76 | 1.32 |
先発陣の総括
戸郷までの4投手は濃厚ですが、残り2枠は流動的。昨季までのメンバーではメルセデス、畠に加え、今村や桜井、井納といった候補が挙がりますが、何れも決め手に欠く印象です。
そうなると、注目したいのはニューカマーたちの存在。
- 新外国人のアンドリース&シューメイカー
- ルーキーの赤星&山田
- 故障からの復活が期待される有望株コンビ、山崎伊織&堀田
候補の人数だけでもかなり増えており、彼らの活躍次第では強力なローテ陣を取り戻せるかもしれません。
もちろん菅野の復調や髙橋、戸郷のステップアップも期待したい要素ですが、彼らが躓いたとしてもカバーできる可能性があるのは昨季との大きな違い。未知数な点が多いので現時点で確実な計算は立ちませんが、非常に楽しみな面々だと感じています。
追記(3/19)
山口や髙橋が出遅れていることもあり、開幕ローテはフレッシュな顔ぶれとなりそうです。
ブルペン陣
選手 | ERA | IP | BB | SO | WHIP |
---|---|---|---|---|---|
大勢 | 2021年ドラフト1位 | ||||
デラロサ | 2.83 | 41.1 | 12 | 34 | 1.21 |
畠世周 | 3.07 | 96.2 | 25 | 97 | 1.12 |
高梨雄平 | 3.69 | 39 | 21 | 47 | 1.41 |
大江竜聖 | 4.09 | 33 | 17 | 23 | 1.39 |
ビエイラ | 2.93 | 55.1 | 26 | 64 | 1.16 |
中川皓太 | 2.47 | 54.2 | 10 | 49 | 1.04 |
鍵谷陽平 | 3.19 | 42.1 | 18 | 30 | 1.35 |
ブルペン陣の総括
ビエイラと中川が健康なら8,9回は大丈夫ですが、それ以外は不安。現在リリーフ起用が確実と見られているメンバーだけでは厳しいので、昨季リリーフもこなした畠を筆頭に先発から何人か転向させる必要があるでしょう。
幸いなことに今季の先発候補は枚数が充実しているので、リリーフに回す余裕は十分あります。がしかし、未知数な投手が多く先発争いはもつれる可能性が高いので、ブルペン転向への判断も遅くなるかもしれません。
現時点ではかなり不安な陣容ですが、先発陣が好転すればその恩恵を受ける可能性も。問題は誰を回すのか、どのタイミングで判断するのか。今ある情報だけではまだ見えてこないので、キャンプや実戦を通しての評価の変遷に注目していく必要がありそうです。
追記(3/19)
ビエイラ、中川、鍵谷の出遅れが濃厚な状況。その一方で、ドラフト1位・大勢の評価が急上昇中。