【西武】2021年オフの補強情報

今回は、西武ライオンズ2021オフの補強情報をまとめました!

42年ぶりの最下位に沈んだライオンズ。

かつてはパリーグの雄だった意地を見せられるか。

西武ライオンズの移籍情報【2021-22】

投手は左投を表しています。

新加入選手

ライオンズ 新加入
選手 守備 21所属
B・スミス 投手 アスレチックス
B・タカハシ 投手 レッズ3A→起亜(韓国)
黒田将矢 投手 八戸工大一高校
D・エンス 投手 レイズ
隅田知一郎 投手 西日本工業大学
佐藤隼輔 投手 筑波大学
羽田慎之介 投手 八王子学園八王子高校
古賀悠斗 捕手 中央大学
ジャンセン・W 内野 マリナーズ3A
中山誠吾 遊撃 白鷗大学
B・オグレディ 外野 パドレス
育成契約
菅井信也 投手 山本学園高校
古市尊 捕手 徳島(独立L)
滝澤夏央 内野 関根学園高校
川村啓真 外野 国学院大学

退団選手

ライオンズ 退団
選手 守備 移籍情報
松坂大輔 投手 引退
ニール 投手 自由契約
→ロッキーズ(マイナー)
ギャレット 投手 自由契約
→ナショナルズ(マイナー)
中塚駿太 投手 戦力外→ジェイファム
ダーモディ 投手 自由契約
→カブス(マイナー)
吉川光夫 投手 戦力外→独立L栃木
※兼任コーチ
小川龍也 投手 戦力外→メキシカンL
榎田大樹 投手 戦力外-引退→球団職員
駒月仁人 捕手 戦力外-引退→球団職員
メヒア* 一塁 自由契約
綱島龍生 内野 戦力外-引退
スパンジェンバーグ UT 自由契約
→カージナルス(マイナー)
育成選手
多和田真三郎 投手 戦力外
大窪士夢 投手 戦力外

※メヒアは21シーズン中に自由契約。

育成降格

以下の支配下選手とは自由契約後に育成で再契約。

  • 伊藤翔(投手)
  • 上間永遠(投手)
  • 粟津凱士(投手)
  • 齊藤大将(投手

補強の注目ポイント

大成功のドラフトと全員シャッフルの外国人補強がやはり要注目ポイント!

ドラフトの評価

1位では抽選の末隅田の獲得に成功し、2位ではまさかの佐藤隼。大学生左腕のNo.1,2を揃って獲得できたので、何の文句も出てこない完璧な上位指名だったと思います。

また、3位では補強ポイントの捕手である古賀を指名し、下位ではロマン枠も確保。上位だけでなく下位まで良い指名が続いたので、ほぼ満点と高評価するしかないドラフトでした。

外国人5選手が全員退団

  • ニール
    11先発 1勝6敗 60投球回 防御率5.85
  • ギャレット
    61登板 4勝3敗 2S17H 57.1投球回 防御率3.77
  • ダーモディ
    11登板6先発 0勝2敗 33.1投球回 防御率5.13
  • メヒア
    22打席 打率.143 1HR 3打点 OPS.563
  • スパンジェンバーグ
    212打席 打率.232 7HR 27打点 OPS.760

以上の成績を見ると、ギャレットは残しても良かったのではと思う一方、それ以外の選手は概ね納得の成績。

まだまだコロナの影響が続いているので、保険として何人か残すという選択肢もあったと思いますが、最下位からの巻き返しを図るために1つギャンブルに出た形となりました。

そして、新たに外国人5選手を補強

年は跨ぎましたが、1月中までに新外国人選手5人の補強に成功。

以下では獲得した時系列順に各選手について触れていきます。

ディートリック・エンス

まずは今オフ1番のサプライズ。新たな外国人先発としてエンスを獲得。

一昨年まではほとんどMLB経験が無く、一時はアメリカ独立リーグでプレイするなど苦労人という印象を受ける投手でした。がしかし、レイズに入団してからは才能が開花し、昨季は9登板でMLB初勝利も挙げるなどブレイクの兆しが。

タイプとしては球威で押すタイプで、緩急を付けられる持ち球もあり制球も悪くありません。先発としてイニングを稼げるかは少し不安要素ですが、最悪リリーフでも戦力として期待できる投手だと思います。

また、個人的には投手育成に定評のあるレイズ産の投手が日本でどのような活躍を見せるのかにも注目したいです。

ブライアン・オグレディ

2人目は外野手補強としてオグレディを獲得。

AAAで安定した成績を残す強打者。中距離寄りのタイプですが、HRを期待できるパワーは秘めています。三振が多い一方その分四球も取れるので、OPSは高水準を求めたいです。

また、外野3ポジションを守れるのも魅力的。長打力だけで言えばもう少し上の候補がいたでしょうが、ライトやセンターの強化を考えたらオグレディの方がマッチした存在だったと思います。

ボー・タカハシ

3人目は投手補強としてタカハシを獲得。日系ブラジル人の選手です。

過去にMLB昇格までは行きましたが、MLBでの登板経験はなし。実績や今年で25歳という年齢を考えると、即戦力よりかは育成型の外国人選手と見るべきでしょう。

球団はリリーフとして考えているようですが、球威は外国人リリーバーとして見劣りするので、決め球のスライダーが活躍の鍵を握りそうです。

ジャンセン・ウィティ

4人目は野手の新たなユーティリティープレイヤーとしてジャンセンを獲得。

MLB経験はないですが、マイナーでは便利屋として存在感を発揮。(昨季は投手登板の経験も度々。)基本的には内野中心ですが、外野守備も可能な選手です。

また、打撃の方はオグレディと比べると当然劣りますが、ここ数年成長を見せている点には注目。デプス強化に一役買う活躍を期待したいです。

バーチ・スミス

5人目はもう1人の外国人先発としてスミスを獲得。

MLB通算102登板。ここ数年MLBではリリーフのみでの起用ですが、マイナーでは先発起用が中心であるため、球団は先発として期待しているようです。

高スピンの速球が大きな武器であり、現在のMLBのトレンドに沿って高めに集めるのが特徴的。本来は奪三振率、与四球率がともに高い投手なのですが、昨季に限ればともに低いのでこの辺りの評価が少し難しくなってます。(粘着性物質の取り締まりも影響?)

また、エンスと同様にやはりイニングを稼げるかは不安要素となりそうです。

最後に大きな問題が1つ

コロナの影響により外国人の入国が制限されているため、上記の5選手がいつ来日できるのか目処が立っていない状況です。

昨季所属していた選手であれば手続き次第で入国可能となるのですが、今オフのライオンズは何度も言っているように全員が新加入。よって、外国人選手の来日問題で最も割を食う可能性がある球団となっています。

総括

外国人選手総シャッフルという思いっきりの良い手は評価したいところなのですが、まだまだ重くのしかかるコロナの影響によって折角の補強が機能しない可能性があるのは辛いところ。

最下位と当然悔しいシーズンでしたが、光成に続き今井もローテの軸を担いつつあり、停滞していた若手野手陣にも明るい兆しが。そこに満点評価のドラフト組と新外国人選手5人が上手く噛み合えば面白いチームになるはずという予感はあっただけに、コロナによる見通しの立たなさは本当に厄介だと感じます。

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