ヤクルトスワローズ2023オフの移籍情報と補強ポイントをまとめました!
移籍情報
現在の支配下枠は66選手。
※SP、RPは左投。
新加入選手
選手 | 守備 | 前所属 |
---|---|---|
西舘昂汰 | SP | 専修大 |
松本健吾 | SP | トヨタ自動車 |
ミゲル・ヤフーレ | SP | SFジャイアンツ3A |
宮川哲 | SP | 西武(トレード) |
石原勇輝 | SP | 明治大 |
ホセ・エスパーダ | RP | パドレス3A(譲渡) |
嘉弥真新也 | RP | ソフトバンク |
鈴木叶 | C | 常葉大菊川高 |
北村拓己 | IF | 巨人(現役ドラフト) |
伊藤琉偉 | SS | 独立L新潟 |
西川遥輝 | OF | 楽天 |
増田珠 | OF | ソフトバンク |
育成契約 | ||
髙橋翔聖 | P | 台湾・鶯歌工商高 |
髙野颯太 | 3B | 三刀屋高 |
退団選手
選手 | 守備 | 移籍情報 |
---|---|---|
市川悠太 | SP | 戦力外 |
吉田大喜 | SP | 戦力外→東邦ガス |
ピーターズ | SP | 自由契約 |
梅野雄吾 | RP | 現役ドラフト→中日 |
大下佑馬 | RP | 戦力外-引退 |
杉山晃基 | RP | 戦力外-引退 |
久保拓眞 | RP | 戦力外-引退→オリックスS |
成田翔 | RP | 戦力外→全川崎クラブ |
荒木貴裕 | IF | 引退 |
奥村展征 | IF | 戦力外-引退→楽天2軍C |
松本友 | IF | 戦力外-引退 |
元山飛優 | IF | トレード→西武 |
育成選手 | ||
鈴木裕太 | RP | 戦力外 |
松井聖 | C | 戦力外→独立L信濃 |
育成選手関連
育成降格
以下の支配下選手とは自由契約後に育成で再契約。
選手 | 守備 | 備考 |
---|---|---|
嘉手苅浩太 | SP | 3年間1軍登板なし |
補強ポイント&ToDoリスト
先発ローテの強化
順位 | 選手 | 投球回 | 防御率 |
---|---|---|---|
1位 | 小川泰弘 | 144 | 3.38 |
2位 | サイスニード | 135 | 3.67 |
3位 | 高橋奎二 | 101.2 | 4.60 |
4位 | 小澤怜史 | 101.1 | 3.02 |
5位 | ピーターズ | 100.2 | 3.22 |
6位 | 石川雅規 | 63.1 | 3.98 |
7位 | 吉村貢司郎 | 60.1 | 4.33 |
23年もチームで1番の弱点となっており、高橋奎二の不振や奥川の不調、ピーターズの退団など、懸念材料が相次いでいる状況です。そのため、今オフの先発補強にはかなり力を入れています。
補強した枚数としてはドラフトで大社投手を3枚、新外国人先発を1枚、トレードで1枚の計5枚。ただ、何れの投手も成長や調整が必要となっており、即戦力を補強できたとは言えない印象です。枚数を増やせたのはプラスであり、1年後には評価が変わっている可能性も秘めてはいますが、現状の材料だけを見れば、確実性の乏しさが残る先発補強に感じます。
ブルペン陣の強化
役割 | 選手 | 登板数 | 防御率 |
---|---|---|---|
CL | 田口麗斗 | 50 | 1.86 |
SU⑧ | 清水昇 | 56 | 2.98 |
木澤尚文 | 56 | 2.72 | |
石山泰稚 | 50 | 4.40 | |
星知弥 | 47 | 3.38 | |
山本大貴 | 42 | 2.55 | |
LR | 大西広樹 | 46 | 3.60 |
田口の残留に成功したことで、少なくとも24年は現状維持以上のブルペン陣が見られると期待できそうです。とは言え、奪三振能力や対左などには懸念される部分も残っているため、田口以外のテコ入れも考えておくべきでしょう。
リリーフ想定の投手は現在2投手を補強しています。新外国人には将来的な抑えを期待してエスパーダを獲得。ただ、昨オフ退団したマクガフの穴埋めを期待すると、もう少し即戦力寄りな助っ人が望ましかったようにも感じます。一方、嘉弥真の加入は面白い動き。対左に課題を残すリリーバーが多いので、復調を果たせば大きな武器となってくれそうです。
控え野手陣の強化
守備 | 主力 | 控え |
---|---|---|
C | 中村悠平 | 古賀優大 |
1B | オスナ | 北村恵吾 |
2B | 山田哲人 | 武岡龍世 |
3B | 村上宗隆 | 北村恵吾 |
SS | 長岡秀樹 | 武岡龍世 |
LF | 青木宣親 | 濱田太貴 |
CF | 塩見泰隆 | 並木秀尊 |
RF | サンタナ | 内山壮真 |
主力陣が健康なら、レギュラーが定まっていないのはレフトの1ポジションのみに。そのレフトにもベテランの青木や期待株の濱田&内山と候補は揃っているため、主力級の補強は不要と言えるでしょう。
一方で、控えや若手陣の強化も抜かりない動きを見せています。将来の正捕手候補に鈴木叶、二遊間の強化に伊藤琉偉&北村拓己、そして外野には西川&増田といったピンポイントなテコ入れ。非常にバランスの良い補強となっており、さらに野手の層が厚くなった印象を受けます。