【阪神】2022年の開幕メンバー予想&戦力分析

今回は、阪神タイガース2022の開幕メンバー予想と戦力分析をまとめました!

太字は新加入、赤字は左打or左投、青字は両打を表しています。

野手陣の開幕メンバー予想

スタメンの予想とデプスチャートを作成。

スタメンの予想

タイガース22年のスタメン予想
打順 守備 選手 2021年の成績
1 CF 近本光司 612打席 10HR 58三振
.313/.354/.441
2 SS 中野拓夢 525打席 1HR 81三振
.273/.321/.328
3 1B マルテ 526打席 22HR 72三振
.258/.367/.451
4 RF 佐藤輝明 455打席 24HR 173三振
.238/.284/.466
5 2B 糸原健斗 488打席 2HR 61三振
.286/.347/.351
6 LF 糸井嘉男 119打席 3HR 37三振
.208/.269/.340
7 3B 大山悠輔 512打席 21HR 89三振
.260/.313/.453
8 C 梅野隆太郎 458打席 3HR 107三振
.225/.303/.300

デプスチャート

タイガース22年のデプスチャート
守備 レギュラー 控え① 控え②
C 梅野隆太郎 坂本誠志郎 長坂拳弥
1B マルテ 大山悠輔 原口文仁
2B 糸原健斗 木浪聖也 佐藤輝明
3B 大山悠輔 佐藤輝明 糸原健斗
SS 中野拓夢 木浪聖也 小幡竜平
LF 糸井嘉男 ロハス 大山悠輔
CF 近本光司 島田海吏 江越大賀
RF 佐藤輝明 ロハス 陽川尚将

野手陣の総括

ここ数年のドラフト巧者によりレギュラーは揃っていますが、控えについては層が薄いという印象も受けます。特に主軸を任せられるのはマルテ、佐藤、大山、ロハスぐらいと限られており、彼らが機能しなければ打線の破壊力も生まれてこないでしょう。

マルテは故障をせず、大山は復調、佐藤は1年間活躍できる体力をつけ、ロハスは真価を発揮する。各々が抱えている懸念材料を克服できれば全くの問題なしとなるのでしょうが、そうは問屋が卸さないという意見も出てきそうです。

優勝を狙えるチームですが、野手陣に関しては少し物足りなさも感じるのが現状でしょうか。

侮れないサンズの穴

そもそも、主軸陣の薄さを感じる要因にはサンズの代役を補強できていない点も挙げられます。後半の失速など欠点もあった助っ人ですが、前半戦は安定感のあるクラッチヒッターとしてチームの躍進に大きく貢献。過小評価されがちですが、このサンズの抜けた穴は中々侮れないものだと思います。

元々穴埋めの補強には動いていましたが、コロナ禍で一旦停止に。この補強がいつ再開するのか、どのレベルを連れてくるのか。打線にゆとりをもたらすためにも、3人目の外国人スラッガーの行方は1つカギを握るかもしれません。

投手陣の開幕メンバー予想

先発陣とリリーフ陣に分けて予想&分析。

先発ローテーション

タイガース22年のローテ予想
選手 ERA IP BB SO WHIP

藤浪晋太郎 5.21 48.1 40 52 1.80
小川一平 2.95 21.1 7 19 1.03
桐敷拓馬 2021年ドラフト3位

西勇輝 3.76 143.2 40 95 1.27
伊藤将司 2.44 140.1 34 79 1.09
秋山拓巳 2.71 132.2 25 107 1.10

青柳晃洋 2.48 156.1 48 104 1.22
髙橋遥人 1.65 49 5 55 0.71
ガンケル 2.95 113 24 87 1.09

先発陣の総括

超エース級はいませんが、安定感のある先発が揃っているローテーション。さらに新外国人のウィルカーソン、ルーキーの鈴木らも控えており、先発には中々困らないだろうと感じる層の厚さです。

ただ、個人的に1つ気になるのがゴロ投手の多さ。ゴロ投手は時に運に左右されることや内野守備への依存度が高いことから、1つずれるだけで勝ちから遠ざかってしまう危険性も秘めています。

素晴らしいゴロ投手を数多く抱えていることが強力なローテを形成できる大きな要因となっていますが、さらに上を目指すのであれば奪三振率が優秀などタイプの違った先発も要所要所で入れたいところ。

そう考えると、髙橋と藤浪のパフォーマンスがキーとなってくるかもしれません。この2投手がより確実に計算できれば、名実ともに12球団No.1の先発陣となるでしょう。

追記(3/11)
ガンケルの出遅れにより、ドラフト2位・桐敷が開幕ローテ入りへ。また、「7番手」には小川を控えさせる方針のようです。

追記(3/17)
青柳がコロナ感染により開幕白紙に。このタイミングではローテの大幅な入れ替えが難しいため、開幕の代役は藤浪、残る1枠は小川が濃厚。

ブルペン陣

タイガース22年のブルペン予想
選手 ERA IP BB SO WHIP
ケラー 6.48 33.1 22 36 1.56
岩崎優 2.65 57.2 15 51 1.08
馬場皐輔 3.80 47.1 17 39 1.27
齋藤友貴哉 4.63 23.1 12 26 1.50
小林慶祐 2.25 20 11 16 1.40
湯浅京己 18.00 3 2 2 4.00
岩貞祐太 4.66 38.2 14 33 1.45
及川雅貴 3.69 39 24 38 1.41
アルカンタラ 3.49 59.1 14 48 1.16

※ケラーの成績はパイレーツ(MLB)での成績。

ブルペン陣の総括

スアレスの穴はやはり大きく、現時点で確実に計算できるリリーバーは岩崎のみとなっています。良い投手は多いのですが、昨季終盤に7回を固定できなかったように決定打に欠ける投手が多い印象です。

それでも候補は豊富におり新外国人のケラーや若手の湯浅など面白いニューカマーも控えているので、シーズン序盤は試行錯誤を繰り返すかもしれませんが、中盤あたりで盤石な方程式が完成といった展開も大いにあり得るでしょう。

現時点では手探り状態のブルペン陣と不安が拭えない状況ですが、元々投手育成には定評のあるチームなので悲観すべき状況でもないと見ています。

追記(3/15)
岩貞、及川が故障により開幕絶望的。一方、ケラーが間に合いそうなのは好材料。

追記(3/22)
アルカンタラは開幕には間に合いませんが、復帰後はやはりリリーフ起用の可能性が高いようです。

追記(3/23)
守護神はケラーに任せる方針。

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