今回は、ヤンキース2022の開幕メンバー予想と戦力分析をまとめました!
※太字は新加入、赤字は左打or左投、青字は両打を表しています。
野手陣の開幕メンバー予想
スタメンの予想とデプスチャートを作成。
スタメンの予想
打順 | 守備 | 選手 | 2021年の成績 |
---|---|---|---|
1 | 2B | ルメイヒュー | 679打席 10HR 94三振 .268/.349/.362 |
2 | 1B | リゾ | 576打席 22HR 87三振 .248/.344/.440 |
3 | RF | ジャッジ | 633打席 39HR 158三振 .287/.373/.544 |
4 | DH | スタントン | 579打席 35HR 157三振 .273/.354/.516 |
5 | 3B | ドナルドソン | 543打席 26HR 114三振 .247/.352/.475 |
6 | LF | ギャロ | 616打席 38HR 213三振 .199/.351/.458 |
7 | CF | ヒックス | 126打席 4HR 30三振 .194/.294/.333 |
8 | SS | カイナーファレファ | 677打席 8HR 90三振 .271/.312/.357 |
9 | C | ヒガシオカ | 211打席 10HR 59三振 .181/.246/.389 |
デプスチャート
守備 | レギュラー | 控え① | 控え② |
---|---|---|---|
C | ヒガシオカ | ロートベット | トレビーニョ |
1B | リゾ | ルメイヒュー | トーレス |
2B | ルメイヒュー | トーレス | IKF |
3B | ドナルドソン | ルメイヒュー | IKF |
SS | IKF | トーレス | カブレラ |
LF | ギャロ | スタントン | アンドゥハー |
CF | ヒックス | ギャロ | フロリアル |
RF | ジャッジ | ギャロ | スタントン |
DH | スタントン | ジャッジ | アンドゥハー |
※IKF→アイザイア・カイナー=ファレファ
野手陣の総括
ベストメンバーでオーダーが組めれば、まあ戦えるかなという印象は受けます。がしかし、そもそもこのメンバー全員がどれだけの期間揃っていられるのかが1番の問題です。故障に悩まされている選手も多く、特にヒックスの状態は中々計算が立てづらい状況となっています。
また、ガードナーやウェイドなどバックアップとしてマルチな役割を担っていた選手が続けざまに退団となったため、デプスの薄さについても見逃せない不安材料です。
現状では不安が多い野手陣なのでロックアウト明けには一応補強に着手すると思いますが、出血を伴わなければ大型補強は実行できない状況。結局のところ補強は小規模なもので終わり、後は既存選手たちに頑張ってもらうしかないといった感じに落ち着く予感もします。
ロックアウト終了後の追記
予想とは異なり出血を伴う大型トレードを実行し、かなりメンバーが変わった部分もあります。特に大きいのがカイナーファレファの獲得で、レギュラー不在だったSSを中心にマルチな活躍が期待できる頼もしい戦力を手に入れました。
ただ、依然として外野のデプスは懸念材料なので、改善を図りたいところです。
投手陣の開幕メンバー予想
先発陣とリリーフ陣に分けて予想&分析。
先発ローテーション
選手 | ERA | IP | HR | BB | SO | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
コール | 3.23 | 181.1 | 24 | 41 | 243 | 1.06 |
モンゴメリー | 3.83 | 157.1 | 19 | 51 | 162 | 1.28 |
セベリーノ | 0.00 | 6 | 0 | 1 | 8 | 0.50 |
タイオン | 4.30 | 144.1 | 24 | 44 | 140 | 1.21 |
コーテズ | 2.90 | 93 | 14 | 25 | 103 | 1.08 |
ヒル | 3.07 | 29.1 | 4 | 19 | 38 | 1.33 |
先発陣の総括
上記の投手以外にもキングやヒルといった若手も控えているため、枚数に関しては心配いらない先発陣と言えそうです。がしかし、問題は質の方。
シーズン終盤やPSを任せられる先発は現状コールしかおらず、最低もう1人は計算できる先発が欲しいところ。そして、その候補として最も期待が集まるのはやはりセベリーノ。
TJ手術からの復帰となった昨季はリリーフのみでしたが、今季は先発に戻ってくる可能性大。ついにコールとのWエースを形成できるのか、ただのローテ投手になってしまうのか、それとも……。先発復帰イヤーでどのような成績を残すのかはヤンキースの今季だけでなく未来にも大きな影響を及ぼすでしょう。
ブルペン陣
選手 | ERA | IP | HR | BB | SO | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
チャップマン | 3.36 | 56.1 | 9 | 38 | 97 | 1.31 |
グリーン | 3.12 | 83.2 | 14 | 17 | 99 | 0.88 |
ロアイシガ | 2.17 | 70.2 | 3 | 16 | 69 | 1.02 |
ホームズ | 3.60 | 70 | 5 | 29 | 78 | 1.17 |
ペラルタ | 3.35 | 51 | 6 | 21 | 43 | 1.37 |
リットキー | 2.74 | 72.1 | 6 | 15 | 78 | 1.13 |
ブルペン陣の総括
数年前のスーパーブルペンと比べるとネームバリューは劣りますが、層の厚さや左右のバランスも考慮すると決して見劣りしないブルペン陣だと思います。
ただ、1つ気になるのはチャップマンの衰えについて。守護神としてフルシーズンはかなり厳しくなっており、チャップマンに次ぐ存在の準備は必須な状況です。
現状でもグリーンやロアイシガとすぐに候補が挙がるので、チャップマン離脱時でも対応できそうです。ただ、グリーンは勤続疲労、ロアイシガは故障の多さと懸念事項もあるため、同時に離脱する可能性も無きにしも非ずということは一応頭の片隅に入れておくべきかもしれません。